夏休みの宿題で手ごわいものと言えば、読書感想文。
なかなか手を付けず気づけば夏休みの最終日・・・になった方もいるのではないでしょうか(^^)?
私も頭を抱えた記憶があります・・・!
また読書感想文は、多くの中から本を選ぶのも一苦労ですよね!
小学2年生だと、まだまだ親のサポートを必要とします。
今回は小学2年生の本10選と本の選び方・書き方のポイントをご紹介します♪
親も一緒に本を読むことで、お互いに話をしながら感想や気づいたことをまとめていけます。
ぜひお父さん・お母さんも一緒に読んでみてくださいね♪
読書感想文/2年生におすすめの本10選!
小学2年生におすすめの、夏休みの宿題の読書感想文にピッタリの本10選をご紹介します!
小学校2年生といえば、まだ自分中心の年齢。
自分同じくらいの年の主人公や、家族・学校・友達関係など、身近な題材だと読みやすいですね(^^)
あらしのよるに
題 名:あらしのよるに
作 者:木村裕一
出版社:講談社
あらすじ
嵐の夜にたった一匹で丘を滑りおりて、壊れかけた小屋に身を潜めたヤギ。
小屋の中は真っ暗で何も見えず怯えていたヤギはガタン!という音で何者かが入ってきたことに気づきます。
正体は足を怪我したオオカミだったのですが、オオカミは風邪をひいてるのでヤギだと気づかず、相手をオオカミだと思い込みます。
一方ヤギも相手をヤギだと信じ、二匹には友情が芽生えますが・・・。
【おすすめポイント】
多くの賞を受賞し、舞台化された物語です。
学校の図書館でも上位ランキングの常連であり、読んだことがある方も多いのでは(^^)?
普段なら「食われるもの(ヤギ)」と「食うもの(オオカミ)」といういわば敵同士が、互いの正体を知らずに友情が芽生えてくるところはドキドキします。
話の展開が読みにくいので、親子で読んでもワクワクしながら楽しめます♪
さいこうのスパイス
題 名:さいこうのスパイス
作 者:亀岡 亜希子
出版社:PHP研究所
とあるリスの男の子は、何を食べても「まずい」と答えます。
リスの執事は困り果て、町で人気のシェフであるオオカミを尋ねます。
オオカミは腕を振るいましたが、リスは「まずい」としか答えませんでした。そこでオオカミは、どんな料理もおいしくなるという幻の草を探しに旅へでます。旅にでたオオカミはひょんなことでクマに助けられて、料理で重要なことに気づきます。
子どもは料理の好き嫌いがありますよね。
読んでいる子どもがちょっと「どきっ!」となるようなお話です(^^)タイトルである「さいこうのスパイス」がなんなのか、親子で想像しながら楽しめますよ♪
なんでももってる(?)男の子
題 名:なんでももってる(?)男の子
作 者:イアン・ホライウラブ
出版社:徳間書店
お金持ちの息子であるフライは、何でも持っています。
たくさんのお菓子やおもちゃ、なんと遊園地やサファリパークだってもっています。そんなある日友達としてごく普通の家庭の男の子と犬が家に迎えられ、フライは大事なことに気づきます。
【おすすめポイント】
「なんでも持っている」がタイトルの主人公のフライですが、心が満たされていないようです。
両親はいつも忙しく、あまり一緒にいれません。
そんなフライは本当は何が欲しかったのか、子どももきっと共感しますね!
親の立場からも、見落としがちな子どもの視点も思い出させてくれるお話です。
かあさんのしっぽっぽ
題 名:かあさんのしっぽっぽ
作 者:村中李衣
出版社:BL出版
あらすじ
主人公の結衣のお母さんは、朝から晩まで和菓子屋で忙しく働いています。
お母さんの代わりに家事をがんばる結衣ですが、お母さんは怒ってばかりで結衣の気持ちをわかってくれません。
お母さんの怒る顔がキツネに見えた結衣は、自分のおかあさんも狐に乗っ取られたのではないかと疑い始めます。
【おすすめポイント】
物語と現実の中で揺れる子どもの心情が、うまく表現されています。
忙しいお母さんと、まだ甘えたい主人公。
お互いの気持ちを考えながら読んでみてください(^^)
ちょっとおんぶ
題 名:ちょっとおんぶ
作 者:岩瀬成子
出版社:講談社
あらすじ
主人公の女の子・つきちゃんは、庭で転んでしまいます。
すると後ろから声がして、クマの子がいることに気が付きます。
疲れたのでおんぶしてほしい、とクマの子に言われ家まで送ることになったつきちゃん。
どんどん歩いていくと疲れてきてバス停で休憩をしていると、他の動物たちが乗ったバスがやってきて・・・。
【おすすめポイント】
クマと女の子の不思議なファンタジー物語です。
女の子は動物の言葉を理解でき、感性豊かです。
いろいろな生き物たちの声が聞こえてくるようになった主人公に憧れる子どももいるのでは(^^)?
子どもながらの視点で楽しむことができるでしょう♪
なんでもただ会社
題 名:なんでもただ会社
作 者:二コラ・ド・イルシング
出版社:日本標準
ある日男の子はお留守番をしているときに、いたずら心で適当な電話番号にかけます。
電話は「なんでもただ会社」に繋がり、頼んだものはすべてタダ!
注文するにはある条件がありますが、主人公は糸目をつけずにどんどん頼んでしまいます。あるとき、男の子はついに条件をやぶってしまい・・・。
【おすすめポイント】
男の子とただ会社のやりとりに、親もドキドキハラハラしながら読みすすめられるお話です(^^)
「ただより怖い物はない」という教訓を学ぶきっかけになるでしょう。
子どもが消費者意識をもつのにピッタリな本です!
まめじかカンチルの冒険
題 名:まめじかカンチルの冒険
作 者:松井由紀子
出版社:福音館書店
あらすじ
インドネシアの昔話であり、ユーモアたっぷりの短いお話が4つ含まれています。
主人公であるまめじかのカンチルは、頭脳明晰です。
でも少しだけ生意気盛り。
カンチルはワニやトラを負かしてしまう知恵が働く一方で、かたつむりにしてやられる愛嬌もあるのです
【おすすめポイント】
まめじかのカンチルが小さな体で大きな相手をぎゃふんと言わせる、ユーモアたっぷりなお話となっています!
インドネシアでは、日本でいう「一休さん」のような存在なんですって(^^)
ちょっぴり生意気なカンチルは、子供たちにとって親近感のわく物語となっています。
おねえちゃんって、もうたいへん!
題 名:おねえちゃんって、もうたいへん!
作 者:いとうみく
出版社:岩崎書店
お母さんが再婚し、主人公ココには義理の妹・なっちゃんができます。
3歳年下のなっちゃんは背も体重もココより大きく、叫んだり泣いたりして仲良くできません。
それどころかお母さんを取られ、心がもやもや。そんなある日、なっちゃんが行方不明に・・・!
そこでココはお姉ちゃんとして、決心するのです。
【おすすめポイント】
妹や弟など下の子ができることで、上の子は辛い気持ちを経験したりします。
「お姉ちゃん、お兄ちゃんになりたくない」
そんな気持ちに共感できる子供さんも多いのでは(^^)?
そんな主人公もいつの間にかたくましいおねえちゃんになっていく様子は、親としても心が温まります。
だんまりうさぎとおしゃべりうさぎ
題 名:だんまりうさぎとおしゃべりうさぎ
作 者:安房直子
出版社:偕成社
一人暮らしをしているだんまりうさぎには、おしゃべりうさぎという友達ができます。
おしゃべりうさぎのおしゃべりで元気になっただんまりうさぎは、パンプキンパイを作っておしゃべりウサギたちを家に招待します。
【おすすめポイント】
たくさんの野菜を作りながら生計を立てているだんまりうさぎと、友達いっぱい元気いっぱいのおしゃべりうさぎ。
共通点がなさそうな2人が仲良くなっていく様子は、「いろんな性格の子がいて、そんなみんなが集まるから楽しい」ということを教えてくれます。
子ども自身も、友達作りの楽しさを感じられるお話となっています(^^)
かいじゅうでんとう
題 名:かいじゅうでんとう
作 者:木村裕一
出版社:あかね書房
あらすじ
主人公がとある懐中電灯を拾います。
懐中電灯の電源をつけると怪獣がでてきて、主人公しょうたくんの悩みを解決すると言いますが・・
【おすすめポイント】
懐中電灯から怪獣がでてきて、なんでもかなえてくれる。
なんともラッキーな話ですが、一生懸命な怪獣とラストの主人公の行動には、ホロリとさせられます。
絵も面白く楽しく読めるでしょう♪
小学2年生の夏休みの読書感想文の本の選び方は?
題材となる本を選ぶ点でもっとも大事なのは、「子供が興味をもてるか」です。
大人の視点で「この本はためになる、役に立つ」と思っても、子供が楽しめなければ読書感想文を書くのは難しいですね。
また、読書感想文であっても文字数はあまり気にする必要はありません。
小学生低学年のうちは、挿絵の多い本であっても問題ないんですよ♪
それよりも本人が読みたい本、楽しめる本であることが一番読書感想文が書きやすくなります
!
本を選ぶときは親が決めるのではなく、子供と一緒に本屋さんや図書館に選びに行くのもいいですね(^^)/
子どもが興味のわく本であれば、途中で飽きることなく読み終わる可能性も高いです♪
小学2年生の読書感想文の書き方のポイント!
小学2年生の読書感想文は原稿用紙二枚分、約800字が目安となっています。
小学2年生の夏休みだと、ようやくある程度長い文章が読めるようになってきた頃だと思います。
文章を書くのに時間がかかったり、苦手なのは仕方ないでしょう。
読書感想文を書く際は、
- 読むときにメモをとること
- 子供の感想を引き出す質問をすること
をおススメします♪
読書感想文をまとめる際に、役立ちますよ(^^)/
また段落は3つにまとめるといいでしょう。
- この本を読んだきっかけ、あらすじ
- 心に残ったこと
- 本を読み終わって思ったこと
この3つの段落になるように書くと、読みやすい文章になります♪
書いた後は必ず読み返しましょうね。
誤字脱字や、原稿用紙の使い方が間違っていないか、気を付けましょう。
読書感想文/2年生におすすめの本10選・選び方・書き方まとめ
小学校2年生では、文章を読んだり書いたりすることがまだ不慣れである子がいます。
ですから、ハードルを上げずにその子が読みたいと思った本をあげて、年齢対象も同じ程度がいいですね。
読書感想文はあまり難しく考えず、子供が素直に思ったことや感じたことを書いたほうが良い文章になります。
書き方は、
- この本を読んだきっかけ、あらすじ
- 心に残ったこと
- 本を読み終わって思ったこと
を意識すると書きやすく、読んだ時もわかりやすいですよ(^^)/
また、親もその本を読んでみるということも大切です。
そうすることで、内容を事細かに質問することができますね。
- 主人公はこうしたけど、あなた(子ども自身)だったらどうするのか?
- 子も場面ではどう感じたか?
など、物語のポイントになる展開の疑問などを質問していくと良いですね♪
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